中日・若松555%増「本当にいいの」
中日・若松駿太投手(20)が21日、名古屋市内の選手寮「昇竜館」で契約交渉に臨み、3050万増の3600万円で更改した。555%のジャンプアップは、中日投手で歴代最大の上げ幅だ。
プロ3年目で10勝を挙げた若松は、給料でも先発の柱と認められた。多くて3000万円、の予想を大きく上回る額に「こんなにもらって本当にいいのか。疑いから入りましたね」と驚きを隠せなかった。
実に6・5倍超。中日投手陣では、13年オフに岡田が約5・1倍の3000万円に跳ね上がったのが最高だったが、それを軽々と上回った。規定投球回数に3イニング足りなかったが「負け数も少なく、ローテを守ったのが一番の評価」と西山球団代表は説明した。
6月2日・西武戦(ナゴヤドーム)でのプロ初勝利から、終わってみれば23試合で10勝4敗、1完封で防御率2・12。来季について若松は「開幕からローテを守って最低10勝。規定投球回にも達したい。大野さんと一緒にチームを引っ張っていければ」と2年連続の活躍を誓った。