由伸監督、V奪還へ走力アップ指令
巨人・高橋由伸監督(40)が28日、千葉市内で自身が支援する「高橋由伸杯争奪 少年野球大会」を観戦。リーグ優勝奪還へ今年以上に走力アップすることをナインに求めた。
リーグ2位に終わった今季、総得点数は489点と、優勝したヤクルトの574点から約100点差をつけられた。「点を取るのはどうすればいいか。みんな意識を高く持ってやって欲しい」。本塁打や適時打が増えるのは理想だが、計算するのは難しいだけに走塁面に磨きをかけたいと思うのは当然だ。
チームの盗塁数「99」はリーグトップだが、盗塁王のヤクルト・山田が34盗塁したように、個々の選手で言えば伸ばせる余地はある。チームトップは片岡の21盗塁、続いて立岡の16、坂本、鈴木が10盗塁。「走れる選手はいるし、そういう選手に頑張って欲しい。チャンスはこちらが与えることもあるけど、本人でも作らないといけない」と語った。
大会後の閉会式では「来季、僕も指導者になります。刺激になりました」とあいさつ。少年たちに笑顔を見せた新指揮官は来季を見据えた。