ソフトバンクは２９日、柳田悠岐外野手（２７）の結婚を発表した。お相手は福岡県出身の一般女性（２４）で、今年７月に婚姻届を提出。既に福岡市内の自宅で同居を開始しており、夫人は妊娠中という。柳田はこの日、宮崎市内で球団の少年野球教室「ベースボールキッズ」に参加。来季以降のさらなる飛躍を誓った。

　目標だったトリプルスリー達成に、初の首位打者、リーグＭＶＰ。プロ５年目、柳田の輝きの傍らに、最愛の人の存在があった。お相手は３歳下、福岡県出身の一般女性。加えて、来春にはパパになるという。

　出会いはプロ３年目、２０１３年の夏。共通の知人を介して知り合った。柳田から申し込み、程なく交際スタート。「ちょうど肩をケガしているときでした」。同年６月、東京ドームでダイビング捕球し右肩腱板（けんばん）を損傷。苦しい時期から支えてもらった。

　勝負の年と位置づけた今季、ケジメとして開幕直前にプロポーズ。「支えてくれている。野球の成績も上がった。大事にしようと思った」。そして７月、「ちょっとした記念日みたいな日」に、福岡市内の区役所へ婚姻届を提出した。やがて夫人の妊娠も判明。喜びが重なった。

　柳田によると、夫人の雰囲気は「犬っぽい感じ。小型犬ですかね」。柳田に対してもハッキリした口調でもの申す、気丈な女性という。挙式・披露宴は来オフに行う予定。「今まで以上に頑張ってチームの勝利に貢献したいと思っていますし、個人的にも今季のトリプルスリーを超えるような結果を出せたらと思っています」。自覚を新たに来季へ挑む。