育成出身の砂田 山崎康超え260%増
DeNA・砂田毅樹投手(20)が9日、横浜市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸420万円から880万増の1300万円でサイン。6月に育成から支配下登録された左腕は、来季目標に史上最年少での完全試合を掲げた。
今季は3勝を挙げ、育成選手だった開幕時の360万円と比較すると260%増。山崎康(220%増)を上回るアップ率となったが「山崎さんは(新人セーブ)記録をつくったので僕も記録を塗り替えたい。最年少で完全試合をやりたい」とマウンドさばき同様に強気な目標を掲げた。
最年少完全試合のプロ野球記録は60年の大洋(現DeNA)・島田源太郎が持つ20歳11カ月。砂田は来年6月上旬までに達成すれば記録更新となる。
背番号も「47」に変更。あこがれだったソフトバンク・工藤監督の横浜時代のユニホームを中学時代に父に買ってもらい、今でも持っているとあって、「縁があるのかな」と笑顔だ。「背番号に恥じない結果を残したい」と、大記録とともに飛躍のシーズンにすることを誓った。