ソフトB和田が“原点”ワセダで気合

 ソフトバンクの和田毅投手(34)が5日、東京都西東京市の母校・早大野球部グラウンドで始動した。5年ぶりの日本球界復帰となる今季、開幕からの先発ローテーション完遂で、3年連続日本一に貢献する覚悟だ。

 傾き始めた冬の日の下、和田は一人で走っていた。野球部の始動日は翌6日で、人影はまばら。BGMはいらない。自身がグラウンドを蹴る音だけ。両翼ポール間走20本を一思いにやりきり、地面に体を投げ出した。「プロに入れたのはここでの4年間が大きかった。日本球界に戻るにあたり、初心に帰って見つめ直し、もう一度ここからスタートしようと」。

 約4時間半の練習初日。約60メートルを投げて締めた。「1週間ぐらい(投げる間隔が)空いたけど思ったより投げられた」。ペースは6勤1休。春季キャンプ初日にブルペン入りできるよう、今月中旬にも投球練習を始める。自身に課すノルマは、日本一まで先発ローテーションを守り抜くことだ。

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