安達智次郎さん通夜 藪氏「若いのに…」
7日に肝不全のため死去した元阪神のドラフト1位・安達智次郎さん(享年41)の通夜が8日、神戸市内でしめやかに営まれた。オリックス・北川博敏1軍打撃コーチ(43)、DeNA・坪井智哉1軍打撃コーチ(41)、野球評論家・藪恵壹氏(47)ら現役時代のチームメート、阪神関係者を含めて約350人が参列した。
安達さんがドラフト1位で指名された翌93年のドラフト1位・藪氏は「若いのに本当に残念です。彼が年下なんですが、先輩面されたことなんかもありましたね。僕が(寮で)電話番をしていた時には、彼に宛てた電話が一番多かったと思います」。明るい性格で誰からも愛された故人との思い出を語りながら、早すぎる別れを惜しんだ。
北川コーチは遺体と対面し、「ありがとうな、と言ってきました。きれいな顔でした。かわいい後輩だったし、年下が亡くなるのはやりきれません」と悲しそうな表情でうつむいた。