桑田氏、母校PL野球部存続へ団結訴え
存続問題に揺れるPL学園硬式野球部のOB会総会が9日、大阪市内のホテルで行われ、桑田真澄氏(47)が野球部存続への思いを語った。
「何人かのOBが寮生活の厳しさ、練習の厳しさが伝統と言っているけどそれは違う。強さの根底は『周囲に感謝する』といったPLの教え。それを再認識しないと再出発できない」と力を込めた桑田氏。昨年11月に行われた同校の創立60周年記念式典では野球部専用の新グラウンド建設計画などが明らかになり、17年度の部員募集再開へ明るい見通しが出てきたと言う。
だが認識を改めなければ、存続問題の発端となった不祥事の再発は否めない。「これまでは野球部が独り歩きしていた。やっぱり教団の意向に沿ってやっていかないといけないと思う」と桑田氏。加えて12人の現部員へのサポート、OB会の一致団結を訴える。
強いPL学園の復活へ-。野球界に輝かしい実績を残した「K」をはじめ、OBたちの思いは一つだ。