ハム大谷 世界一獲る!羽生意識し宣言
「第50回テレビ朝日ビッグスポーツ賞」の表彰式が15日、都内で開催され、スポーツ放送特別賞受賞の「侍ジャパン」を代表して日本ハム・大谷翔平投手(21)、創価大・田中正義投手(21)が出席した。同い年のフィギュアスケート男子ソチ五輪金メダリスト・羽生結弦(21)とも共演。世代のリーダーとなるため、2人はともに日本代表での世界一獲得を目標に掲げた。
世界最高峰のアスリートとの初共演が、大谷に強烈な刺激を与えた。表彰の壇上で並び立った羽生に対し、「僕も田中君も(自分たちは)『羽生君世代』と言っています」と最大の敬意を表した。
球界では、すでに代表のエース格にまで上り詰めた大谷。だが、フィギュアの世界歴代最高得点記録保持者には「世界の羽生選手ですからね。僕なんか話し掛けられない。この世代のトップじゃないかなと思っている。種目は関係なく世界でトップの選手」と話す。
世代をけん引するために必要なのは、やはり世界で戦う力。「大谷世代にするには?」と問われ、「世界を取るという意味では侍ジャパンとして、そういうところで常に上を取っていける結果を出すと子供たちも目指してくれる」とした。
来年3月のWBC、そして8月に種目復帰が正式決定する見込みの20年東京五輪-。その大舞台で世界一を取ることが、自身と日本野球を次のレベルへ引き上げることになる。
今秋ドラフトの目玉、創価大・田中にも「同じチームになれたら一緒に頑張っていきたい。味方の方が楽しい」と大谷。2人が将来、侍ジャパンなどでチームメートになる可能性は高い。世界を席巻し、球界をけん引する“大谷世代”をつくる。