De南場オーナー「暴れて」新人に熱弁
DeNAの新人10選手に、社会人の心得がたたき込まれた。15日、東京都渋谷区のDeNA本社を訪問。本社会長を務める南場智子オーナー(53)と名刺交換し、講義形式の研修で金言を授かった。
南場オーナーは「若手にチャンスがある集団。初年度から小さくまとまらず、暴れてください」とエールを送り、熱弁を振るった。
講義では自らの体験談も交えて(1)迅速性をもって、新しいことへの挑戦をやめない(2)自分や他人でなく「こと」に向かう(3)成功までの紆余(うよ)曲折の過程を忘れない(4)成功を信じる-の4点を強調。「新卒の社員にするものと同じ。真剣に聞いてくれた」と説明した。
ドラフト7位の野川拓斗投手(24)=鷺宮製作所=には「あなたがオタクなの?」と声をかけるなど、和やかに進んだ。野川は「覚えてもらってうれしかった。モバゲーのゲームでは『アイドルマスターシンデレラガールズ』が好き」と喜んだ。
ドラフト1位の今永昇太投手(22)=駒大=は「野球は結果は相手があることだけど、過程はコントロールできる。過程を楽しんでいきたい」と金言を胸に刻んでいた。