ＤｅＮＡの井納翔一投手（２９）が侍ジャパン復帰へ意欲を燃やした。３０日、横須賀市のベイスターズ総合練習場に姿を見せると、２月６日に宜野湾キャンプを視察する侍ジャパンの小久保裕紀監督（４４）に対して「肩も体も大丈夫なところをしっかりアピールしたい」と訴えた。

　８月の右肩痛もあって、小久保ジャパンになって初落選となった昨年１１月のプレミア１２はテレビで観戦した。「国際大会の大変さを知りながら見ました。自分がいたら、韓国戦に投げていたかもしれない。投げさせてもらえるのは幸せなこと」と身震いして見たことを明かした。

　昨春まで３大会連続で代表入り。「選ばれたことがいい結果につながった。２年目（１４年）は２桁勝てた。去年は防御率が上がった。今年は代表に選ばれて、両方結果を残したい」。代表復帰をプラス材料にする思いだ。

　「侍は自分が成長できる場所。どうしたら成長できるかを教えてくれる場所だと思う」。開幕ローテを確実にする右腕は、その前に侍ジャパンの台湾戦（３月５、６日）に照準を合わせる。