ハム中田140M弾!パ軍コーチも驚き
「日本ハム春季キャンプ」(3日、ピオリア)
日本ハム・中田翔内野手(26)が3日(日本時間4日)、屋外フリー打撃で、左翼後方の一般道「ウエスト・パラダイス・レーン」まで届く140メートル弾を放った。走行中の車にあわや直撃という特大アーチで、栗山監督や視察したパドレス関係者を驚かせた。
快晴の下で行われた打撃練習。フルスイングで捉えた打球は左翼方向へ鋭く飛んでいき、フェンスを越えた。空き地で待機していたボール拾いのアルバイトの頭上も越え、一般道で弾んだが、走行中の乗用車に直撃しなかったのが幸い。99年に西武でプレー経験のあるパドレスのアラン・ジンター打撃コーチも、この打球を見て目を丸くした。
34スイングで柵越えは5本。練習後「自分の納得する打撃はできていないけどね。ケガなくやっていきたい」。淡々と振り返るところが、頼もしい。
今季は「1年通して結果を出し続ける」と宣言し、三冠王を究極の目標としている。そのために焦らず徐々に状態を上げていくつもり。アリゾナキャンプでは「ボチボチ、上げていければいい」とスローペースで調整するつもり。それでいて特大弾はさらなる進化を予感させる。
栗山監督も「順調に来ている感じ。打つ方は心配していないんでね」と期待。初実戦は8日の韓国・ロッテ戦となる予定だ。