「ヤクルト春季キャンプ」（７日、浦添）

　ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手（３１）が７日、今季は２００安打も目指すと欲張り？な野望を打ち明けた。「今年は２００安打を打って慎吾（川端）超えを狙う」ときっぱり。そして「チャレンジ」と不敵な笑みを浮かべた。

　昨季、同僚の川端は１９５安打で最多安打のタイトルを獲得。２００安打は、さらにその上を行く数字だ。来日後の５年間で自己最多は６０発を放った１３年の１４５安打。ハードルはかなり高いが、挑戦するという。

　この日のフリー打撃では４０スイングで６本の柵越え。力強い打球は相変わらずで、打撃をコンパクトにするわけではないようだ。安打狙いでは破壊力が見劣りしてしまう心配もあるが、真中監督は「（安打を）２００本打ってくれたらいいよ」。突如、主砲が掲げた目標に苦笑いするしかない。

　現在、減量にもチャレンジしている助っ人は「焼き肉はやめた。水だけね」とニヤリ。ニュー・バレ砲が、アーチもヒットも量産する。