長嶋終身名誉監督 岡本に“神の手”

 「巨人春季キャンプ」(13日、宮崎)

 巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(79)が13日、宮崎キャンプを訪問し、2年目の岡本和真内野手(19)を熱血指導した。身ぶり手ぶりを交え、内角球のさばき方を伝授。初めて長嶋氏の手ほどきを受けた岡本は「ワンポイント指導をしていただき、ありがたかったです」と目を輝かせた。

 室内練習場でのフリー打撃。「右中間への打球は目を見張るものがある」と評価する19歳のもとへ歩み寄った。打撃ケージ裏、横からじっくりと観察。その後、打ち終えた岡本を呼び止め「(テークバックで)無駄をなくすように」などと“内角打ち”にポイントを絞りアドバイスした。

 長嶋氏の手は“ゴッドハンド”と呼ばれる。08年に当時2年目の坂本、10年に当時新人の長野が初めて触れられ、その年に飛躍した。2年目にして初めて触れられた岡本は「僕には関係ないです。僕には実力がないんで」と謙遜したが、ブレークへの“吉兆”になることは間違いない。

 練習終了後、長嶋氏は岡本について「インコースは良かったり悪かったり、そういうバッティングをしていた」と鋭く課題を指摘した。貧打解消が最大のテーマとなる今季。岡本だけではなく、ドラフト2位の重信(早大)や坂本、阿部も指導した。V奪回を願うミスターの熱意が、室内練習場に充満した。

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