ハム大谷 張本氏「喝」を華麗にスルー
「日本ハム春季キャンプ」(18日、名護)
日本ハム・大谷翔平投手(21)が、名護キャンプを訪れた球団OBの張本勲氏(75)から“喝”を入れられた。打撃面に関して助言を受けたが、大谷はへこむどころか「参考になるんじゃないですか」とサラリ。アドバイスに耳を傾けつつも、マイペースで仕上げていく姿勢をみせた。
帰国後、名護で初の打撃練習は60スイングで4本の柵越え。最後は2連発で締めたが、大先輩には物足りなく映ったようだ。張本氏は「バッティングも応用していかないと。(シーズン中に)普通の形で打たせてもらえるとは限らない」。通算3085安打の大打者は打ち損じが多かった打撃に“あっぱれ”を与えず、厳しく突き放した。
ただ、本人は重くは受け止めていない。「張本さんは『いい』って言ってましたよ。表向きに話すことと、(自分に)直接話すことは違うので」。昨年12月のバッテリー賞表彰式で投手専念を勧められた時に「(二刀流を)やる」と言い切ったように、この日も堂々とかわしてみせた。
前日は、先輩らと焼き肉を食べに出掛けた。時差ボケとは無縁のようで「眠れました」と笑顔をみせた。19日は名護で初のブルペン入りを予定。「調整は順調です」と堂々と言う二刀流はオレ流で投打を磨いていく。