楽天オコエが犠飛 開幕1軍へ着実進化
「オープン戦、中日3-7楽天」(21日、北谷)
目の覚めるような快音は聞かれなくても、楽天ドラフト1位のオコエは堅実に仕事をこなした。第2打席では、無死二、三塁から左犠飛を決め、オープン戦初打点。実戦に入りコンスタントに結果を出し続けるルーキーは、開幕1軍へ前進を続ける。
三回に6点目を刻んだ犠飛に、オコエは「甘い球が来たので、ミスショットしないように振り切った。反応できてよかった」と振り返った。第1打席は遊ゴロに終わったが、決して悪い打撃ではない。池山打撃コーチは「着々とレベルを上げている。真っすぐ待ちからカーブに反応できていた」と、内容は確実に進化している。
この日で沖縄本島での全日程を終了。梨田監督は「ルーキー3人が持ち味を発揮して、予想をはるかに上回る結果を出している」とオコエら新人の奮闘にうれしい悲鳴だ。
22日からの宮崎遠征でも1軍にオコエを帯同させることは決定済みだが、池山コーチは今後の方針について「疲れを取りながらの起用にもなるが、開幕1軍に対応できるようにやっていく」と説明。黄金新人の道のりは明るい。