DeNA開幕前哨戦●…“方程式”不安
「練習試合、広島6-1DeNA」(25日、沖縄)
DeNAは、勝利を目標に掲げながら、開幕戦の相手でもある広島に返り討ちにあった。同点の七回から3イニング連続失点で敗戦。アレックス・ラミレス監督(41)は「六回までテンポもよく、流れもよかった。それ以上にカープの打線、投手陣がよかった」と話し、七回以降を問題視した。
特に八、九回は、シーズンに入っても同じポジションを担う三上、山崎康が登板。三上は松山、西川の長短打から1失点。山崎康は先頭の石原に左中間二塁打を浴び、天谷の犠飛で1点を失った。
三上は「ランナー二塁で(左打者に)引っ張られたことが反省点。状況に応じたピッチングをしないと」。山崎康は「外の真っすぐが高めに浮いた。ツーシームの落ち量もまだ」と課題を挙げた。
七回を任せる予定のエレラが右肩の炎症で、まだ本格的な投球練習ができていない。勝利の方程式に生じた不安。ラミレス監督は「リリーフ陣に期待することはワン、ツー、スリー(三者凡退)で抑えてほしいということ」と現状からの改善を要求した。