De三浦131キロも「アドレナリン出た」
「練習試合、中日4-4DeNA」(27日、北谷)
DeNA・三浦大輔投手(42)が、実戦初登板。1回を2安打1失点、最速131キロだったが、投じた16球の中に熟練の技をちりばめた。「ボチボチかな。球速は出ないけどアドレナリンは出た」と笑わせた。
出番は1番打者から始まる五回。不運な一打で無死二塁となった。大島を右飛、平田を120キロの内角フォークで空振り三振。主砲ビシエドには86キロの超スローカーブで勝負。腰砕けのスイングで打ち取った打球が左前に落ちて1点を失った。
「ノーアウト二塁。どうしよう、と思ったけど、ランナーを置いての想定もできた」。芯で捉えられた打球は1球もなかった。「思った以上に低めに集められた」と現段階での手応えを口にした。
何度も聞かれる「球界最年長」というフレーズ。「もう年上が入ってくることはないし、現役である以上言われる。最年長でも相手が手加減してくれるわけじゃない」と笑い飛ばす。「もう少し、直球のキレを出していきます」。ハマの番長、健在だ。