楽天・則本、4年連続開幕投手へ好発進
「練習試合、オリックス4-5楽天」(28日、清武)
楽天・則本昂大投手(25)が28日、練習試合・オリックス戦(清武)に実戦初登板し、五回から1イニングを無安打無失点に抑えた。史上初となる新人年からの4年連続開幕投手に内定している右腕は、3月25日に向けて好発進した。
打者3人を難なく片付けた。「初実戦にしては上々だと思います」。代打・原を、この日最速の149キロ直球で空振り三振。そして、右腕が挙げた最大の収穫は、岩崎を二ゴロに打ち取った97キロのカーブだ。今春のキャンプでは、自身の投球全体の約5%にとどまるカーブを、あえて多投。「5%の完成度が低ければ、もったいない5%になる。でも完成度が高ければ決め球にもなる」と則本。4年目の進化に、手応えをにじませた。
開幕投手の好発進に、梨田監督も「不安なんてありません」とうなずく。不動のエースは、開幕までの実戦登板日や調整方法も含めたプランニングを任されており、「次は3イニングぐらい、球数も50~60球くらいいけたら」と開幕に着実に照準を合わせていく。