「練習試合、ＤｅＮＡ４－３明大」（１日、ベイスターズ球場）

　今秋ドラフト上位候補の明大・柳裕也投手（３年・横浜）が１日、横須賀市のベイスターズ球場で行われたＤｅＮＡ２軍との練習試合に今春初登板し、６回を内野安打１本だけの無失点に抑えた。視察した中日、ソフトバンク、日本ハムのスカウトに、順調な滑り出しを披露した。

　三振は３つだったが、抜群の制球力で打たせて取り五回までパーフェクト。許した走者は六回２死からの三遊間深くへの安打だけで最速１４５キロもマーク。ＤｅＮＡ・吉田スカウト部長は「コントロールもいいし、対バッターの投げ方をよく知っている。ますます磨きがかかったね」と絶賛。中日の佐藤スカウトも「投げ損なっても甘いところに行かない」と精度の高さを評価した。

　柳は「変化球はもっと厳しいところへ行くように精度を上げていかないといけない」と課題を口に話した。