楽天オコエ抜歯で欠場、親知らず痛くて
「オープン戦、楽天11-2西武」(4日、倉敷)
楽天のドラフト1位・オコエ瑠偉外野手(18)=関東第一=が4日、親知らずが痛み出し、スタメン出場を予定していたオープン戦・西武戦(倉敷)を欠場した。痛みに耐えかねたオコエは、梨田監督らの勧めで試合前に岡山県内の病院に直行し抜歯。注目ルーキーが思わぬアクシデントに見舞われていた。
試合前練習では通常メニューをこなし、フリー打撃では鋭い打球を連発していたオコエ。「8番中堅」でスタメンに名を連ねるはずだったが、右上の親知らずがうずいて仕方がなかった。「何日か前から痛かった。けっこう痛かったです」。ランチを取るのもままならず、梨田監督から病院行きを勧められた。
18歳のルーキーは「仙台に帰るまで我慢します」と殊勝に返答。だが、「そこまで持たないよ。そんなんで仕事なんかできるはずない」と指揮官が背中を押し、スタメン回避を決定した。試合前のノックには、背番号9の姿がなかった。
試合中に球場に戻ったオコエは、痛みのもとを抜き去りスッキリした表情。出血も少なく、梨田監督は「明日は出られると思います」と、5日のソフトバンク戦(倉敷)への出場を明言。先発出場で仕切り直し、速球派の先発バンデンハークに相まみえる。ルーキーは「明日ですか?気合です!」とオコエ節全開でバスに乗り込んだ。