高木京 両親の説得で否定から一転自供
巨人は8日、東京都内で会見を開き、昨年10月に発覚した野球賭博問題に関連し、新たに高木京介投手(26)の関与が明らかになったと発表した。
シーズンを目前にして、新たに拡大した野球賭博問題。球団はA4の資料をマスコミ各社に配布し、高木京の供述内容を発表した。
資料によると、事情聴取が開始された1日から7日まで高木京は一貫して関与を否定。だが、7日の聴取後に妻や両親に相談し、両親から「正直に話をした方がいい」と言われ、正直に話す決意をしたという。高木京は野球賭博問題が発覚した昨年10月以降、自身の関与が発覚することを恐れて「びくびくしていた」という。
高木京が野球賭博に関与したきっかけは、14年4月下旬。試合前に笠原氏から話を持ちかけられ、軽い気持ちで賭けを行った。1試合に10万~15万円ずつ、笠原氏を仲介して野球賭博常習者B氏に連絡し、5月下旬に50~60万円負けたところでやめたという。
問題の“首謀者”であるB氏や笠原氏について、球団は調査の協力を要請。だが、笠原氏は「関わりたくない」と拒み、B氏とは連絡が取れない状況だという。球団は高木京を8日付で謹慎処分にし、選手や球団関係者への調査を継続していくことも強調した。