Deドラ1今永“14回0封”雨でも抑えた
「オープン戦、日本ハム(降雨ノーゲーム)DeNA」(9日、鎌ヶ谷スタジアム)
初春の冷たい雨。ぬかるんだマウンド。だが、悪条件にも表情ひとつ変えないドラフト1位左腕がいた。DeNA・今永昇太投手(駒大)が2回1安打無失点。試合は三回途中降雨ノーゲームとなったが、これで対外試合“14回無失点”だ。
テーマをもって臨んだ。「雨の中で足元を気にするとチームに悪影響を与える。淡々と投げることが大事だと思った」。2回で2四球、計46球という内容に「決めにいったボールもファウルされた。まだやれることはある」と、いつものように反省点を口にした。
得難い経験もあった。大谷の投球には「足元にも及ばなかった。投げ合ったことがプラスになる」。中田との対戦には「ベース寄りに立つので、大きく見えた。ストライクを投げたくなかった」。日本球界を代表する2人の存在感、力を肌で感じた。
ラミレス監督は「次も予定通り1軍で投げさせる」とし、16日の中日戦(ナゴヤドーム)での登板が濃厚。「直球はだんだん上がってきている。ピンチでどうするかを課題にしたい」。巨人を迎え撃つ3・29本拠地開幕投手へ、確実に歩を進める。