楽天・オコエがV打 開幕1軍に現実味
「オープン戦、西武3-8楽天」(15日、西武プリンスドーム)
開幕1軍切符をたぐり寄せた。同点の九回1死一、二塁。楽天・オコエ(関東第一)が決勝の中前適時打。紅白戦を含む実戦17試合で11打点目。3打席無安打で迎えた最終回で、ここ一番の集中力を見せつけた。
「先輩たちがつくってくれたチャンス。無駄にするわけにいかない」。藤原の直球をはじき返した決勝打。梨田監督は「いいところで回ってきて非常に素晴らしい打球を打てる。勝ちか、負けか、引き分けか、という場面でね。何か持ってるなという感じ」とたたえた。
存在感を放ってやまない18歳に「今のところ落とす必要がない」と指揮官。残り5試合のオープン戦フル帯同が決定した。池山打撃コーチも「1軍に入れる、入れないというよりは、1軍で活躍できるかという目で見ていかないといけない」と話す。球団史上初となる高卒野手の開幕1軍。快挙が現実味を帯びてきた。