楽天・ドラ3茂木、2打席連発 

 「オープン戦、オリックス4-6楽天」(16日、京セラドーム大阪)

 左に右にアーチをかけた。楽天のドラフト3位・茂木(早大)が、2打席連続本塁打の離れ業だ。非凡なセンスを見せつけ、開幕スタメンに大きく前進した。

 二回2死。近藤のチェンジアップをとらえると、痛烈な打球は左翼席まで伸びた。「とにかく食らいつくことだけしか考えてなかったです。打った方向も分かりませんでした」。茂木のすごさはこれだけにとどまらない。四回1死。今度は右中間だ。広角に打ち分け「自分のスイングでホームランにできた」と手応えをかみ締めた。

 試合前までオープン戦通算17打数1安打。3日の西武戦を最後に、無安打が続いた。この日は首脳陣からのアドバイスで、バットを握る両手を指2本分ほど離して持ち、寝ていたヘッドが立つようにしてティー打撃を行った。「ヘッドが立った感覚が戻って、すぐに結果につながった」と振り返った。

 身長171センチと小柄ながら、パンチ力には定評があった。打力を生かすため、アマ時代に経験のなかった遊撃に挑戦しているが、「ショートでも十分使えるね」と梨田監督。この日は開幕を想定したオーダーに近かったが、哲朗、後藤、ドラフト2位・吉持(大商大)らがいる中で指揮官は「インパクトあったね。きょうの2本のホームランは」と話した。「6番遊撃」の開幕スタメンが、グッと近づいてきた。

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