Deドラ1今永が初苦投…G戦前に課題
「オープン戦、中日3-1DeNA」(16日、ナゴヤドーム)
初体験の苦しい投球だった。DeNAドラフト1位・今永昇太投手(22)=駒大=が、5回7安打3失点。「力んでボールが浮いた。3点で抑えたのではなく、収まったという感じ」。硬く高いナゴヤドームのマウンドに苦しみ、低めへの制球力を欠いた。
初回にオープン戦13イニング目で初失点を喫すると、二、四回にも1点ずつ失った。だが、修正能力も披露した。中盤からカーブを多投。「力んだ部分をカーブで修正できたのは収穫」。浮いた球を矯正し、五回は2三振を奪って三者凡退に抑えた。
29日の巨人との本拠地開幕戦でデビューする。ラミレス監督は「全体的にはOK。強いボールが投げられていた。こういう経験もできてよかった」とドラ1左腕への評価を変えることはなかった。