巨人・高橋由伸監督、ファンに直接謝罪
巨人・高橋由伸監督(40)が20日、西武とのオープン戦前に東京ドーム外の特設ステージで行われた「東京ドームシティ GIANTS開幕祭2016」に出席し、昨秋からの一連の野球賭博問題について初めてファンの前で謝罪した。
「昨年秋から開幕前に、皆さんには暗いニュースで心配やお騒がせをしてしまい、チームを代表しておわびします。本当に申しわけありませんでした」
心からの思いをファンに伝えた。昨年、野球賭博への関与で3選手が無期失格処分となり、今月8日には新たに高木京投手の関与も明らかになった。14日には、昨季まで試合前の円陣で「声出し」を担当した選手が勝ち試合で「ご祝儀」をもらうなどの、勝敗に関わる金銭授受があったことも発覚した。
25日の開幕に向け「首脳陣、選手はとにかく野球で皆さんの信頼を回復できるように精いっぱいプレーします」。数百人のG党が見つめる前で誓った。
その後の試合では主軸の長野が1号2ラン、ベテランの亀井が代打弾を放つなど明るい材料はあった。だが、一番の「悩み」である正三塁手争いは、村田、岡本がともに無安打で「どうしようね。直前まで迷うかもしれないですね」。オープン戦も21日がラスト。悩める新指揮官がシーズンへ歩む。