高木京、闇スロットも 巨人は契約解除
巨人は22日、野球賭博問題で1年間の失格処分となった高木京介投手(26)との契約解除を発表した。
都内で会見した森田清司総務本部長は1年後、高木京と再契約する可能性について「野球協約の関係する条文をよく検討して、考えていきたい」と明言を避けた。高木京は今後について「自分はプロ野球に汚点を残してしまった。予想しない裁決で、今はどう考えていいか分からない」と話したという。
球団は改めて現場スタッフや職員を調査。高木京が13年から14年にかけて「闇スロット店」に出入りし、「1回10万円程度の勝ち負けがあった」ことを公表した。これに関連し、別の選手がひとり、高木京と一緒に店に出入りしたことを申告し、厳重注意処分にしたという。野球協約違反に当たらないという理由から選手の名前は公表されなかった。「闇スロット店」は反社会勢力の資金源とみられており、球団は警察に相談していくという。
また、野球賭博常習者とされる飲食店経営者のB氏と面識があると答えた選手は8人。そのうち、B氏と一緒に賭けゴルフを行っていた選手が3人いたことも判明した。
久保博球団社長は「開幕直前のこうした時期に野球ファンの期待と信頼を大きく損なった。改めておわび申し上げたいと思います」と頭を下げた。