高松商・植田兄弟 九鬼のリードに挑む

 「選抜高校野球・準決勝、高松商-秀岳館」(30日、甲子園球場)

 史上初の同一大会兄弟アベック弾を放った高松商(香川)の植田兄弟。兄の響介捕手(3年)は29日の休養日、51年ぶりの準決勝で対戦する秀岳館(熊本)のプロ注目捕手・九鬼隆平主将(3年)との勝負に闘志を燃やした。

 同じ強肩強打の4番。大会前には雑誌で「注目捕手」として並んで掲載されたこともあり「自分と似ている。負けたくない」とライバル視してきた。

 準々決勝・海星戦では1本塁打を含む3安打を放ったが、8失点したリード面は「情けない」と反省する。九鬼を中心とした強打の秀岳館打線に対し「しっかり配球を考えて、内野ゴロを打たせたい」と力を込めた。

 この日は西宮市内で練習を行い、シート打撃では兄弟ともに鋭い当たりを連発した。弟・理久都内野手(2年)は「しっかり振れている」と笑顔。ここまで3試合、兄弟は同じ6安打で1本塁打をマークしており「安打数も本塁打数も、弟には絶対負けたくない」と兄は言う。兄弟で競争しながらも、力を合わせて九鬼の頭脳的リードに挑む。

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