西武・岸1安打完封!大谷もピシャリ
「西武10-0日本ハム」(5日、西武プリンスドーム)
西武・岸が1安打に抑え、2年ぶりの完封で2勝目を挙げた。「どんな展開でも最後まで行くつもりだったので良かった」と胸を張った。
球の切れ、制球は非の打ちどころがなかった。岸自身は「調子は微妙だった」と言うが、左右のコースだけでなく高低も使って二塁さえ踏ませなかった。昨季は3打数1安打と「打たれているイメージがある」という大谷も、二回無死一塁で初球のチェンジアップを打たせて二ゴロ併殺打に仕留めるなど仕事をさせなかった。
無安打無得点のまま五回を終え、ベンチに戻ると潮崎ヘッド兼投手コーチに「狙え」と言われたという。だが六回、先頭打者の市川に安打を許し「言われた直後に打たれてしまって…。潮さんのせいです」と冗談が出るほど口も滑らかだった。
次週は今季初勝利を挙げたソフトバンクと再戦する。首脳陣はシーズン序盤にソフトバンクと日本ハムに岸をぶつけるために、あえて開幕投手から外してローテーションを組んだ。エースは「期待に応えないといけない」と頼もしかった。