燕の主砲バレ3号同点弾&逆転二塁打
「ヤクルト6-4巨人」(14日、神宮球場)
これぞ主砲の働きだ。2安打3打点と大暴れし、開幕カードで3連敗を喫した巨人を粉砕。ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手は「絶対に勝ってやろうという気持ちでした」と分厚い胸をグイッと張った。
まずは、3-4と逆転された直後の六回だ。戸根の直球を右翼席に運ぶ4試合ぶりの3号ソロ。真中監督が「嫌な展開の中、バレンティンの本塁打で何となくチームが勝てそうな雰囲気になりました」と評価した一発で流れを呼び込んだ。七回2死一塁でも山口のチェンジアップを捉え、左中間への決勝の適時二塁打だ。
チームの危機も救った。畠山が背中痛でこの夜も欠場する中、代役4番として仕事を果たした。助っ人は「みんなでカバーしてやっていくしかない」と頼もしかった。
チームは3カードぶりに勝ち越し、DeNAと同率だった最下位から脱出。バレンティンは「約束します。近いうちに首位に立って、優勝を目指します」とファンに力強く宣言した。