DeNA5連敗…打率12球団ワースト
「DeNA4-6広島」(19日、横浜スタジアム)
本拠地ハマスタの風も、勝利を運んではくれなかった。「いい流れに乗ったかなというところで同点とされた。流れが止まってしまった」。DeNA・ラミレス監督は悔しさを隠さず、そう話した。中盤に一時は勝ち越しながら守りきれない。今のチームの現状を表していた。
同点の延長十二回。1死満塁から新井の打球が無情にも一、二塁を破る。二走・菊池の本塁生還のプレーがビデオ判定となったが覆らず、決定的な2点を失い勝負は決した。
二回に堂林のソロで先制されるが、不振にあえいでいたDeNA打線も食らいつき2度同点に追いつく。そして五回には2点を勝ち越すが、直後の六回に先発・石田が追いつかれてしまった。
チーム打率は12球団ワースト。七回以降は筒香の2安打のみで抑えられ、5連敗で借金は9。延長戦は昨年から13連敗となりラミレス監督は「得点を取れていないのが延長戦を勝てない要因。そこは変えないと」と奮起を促した。シーズン序盤も、これ以上の敗戦は深手となりかねない。