功児氏、生前に「息子に厳しく…」
巨人、ロッテでプレーし、ロッテで監督を務めた山本功児(やまもと・こうじ)氏が23日、肝臓がんのため、北九州市内の自宅で死去した。DeNAの高田繁GM(70)が盟友と最後に話したのは2週間前だった。東京ドームで取材に応じた。
「確か2週間前くらい前、電話があった。元気だったよ。『息子に厳しくやってくれ』と頼まれた」。高田GMが最後に聞いた言葉は、育成の長男・武白志を託すものだった。
現役時代は巨人のチームメートとして5年間一緒にプレー。「バッティングも勝負強かった。駒田が出てくるまで、ファーストなら一番上手だった」と当時を振り返った。
体調を崩してからは、武白志の成長を楽しみにしていたという。「息子がプロに入って、こっち(横浜)に戻ると言っていた。もともと息子について福岡に行ったんだから。直接指導するのを楽しみにしていたんじゃないの?本人が一番無念だと思う」と故人の心中を推察していた。