中日・岩瀬仁紀投手（４１）が２８日、出場選手登録を抹消された。前日のＤｅＮＡ戦（横浜）で１／３回を３安打３失点（自責２）。試合後に自ら再調整を申し入れた。

　早朝、横浜市内の宿舎を出発した岩瀬は「（２軍降格は）自分からです。話すことはないので、ごめんなさい」とだけ話して、名古屋に戻った。

　今後はフォーム改造に着手する。一昨年８月に左肘痛で離脱して以降、昨年末から左肘への負担が少ない新フォームに挑戦。今季は実戦復帰したが、５試合で１敗、防御率１２・００。２試合連続失点したことで、全盛時のフォームに戻すことを決断した。左肘痛が再発する恐れはあるが、覚悟を持って取り組む。

　谷繁監督は「自分のボールが投げられないから、もう一回やり直すということ。納得いくまでやればいい。期限はない」と、無期限の２軍降格であることを説明した。進退をかけて挑んでいる今年、野球人生をかけた再挑戦が始まる。