ラミ監督継投ミス嘆く「七回がすべて」
「阪神7-6DeNA」(1日、甲子園球場)
楽勝ムードからまさかの自滅だ。「七回がすべてだった」。DeNAのアレックス・ラミレス監督が嘆いたのは、5点リードで迎えた七回の継投策だった。
「あそこまでストライクが入らないとは思わなかった」。無死満塁で投入したザガースキーが制球難。1死後、代打・狩野、大和にストレートの四球を与え連続押し出し。さらに鳥谷に適時打を浴びた。続く福留の場面で、ようやく田中に交代した。
「田中をあそこで投げさせるとは考えていなかった。福留のところで(準備が)間に合った」。想定外の左投手から左投手への継投。急きょ肩を作った田中投入のタイミングが一手遅れた。致命的な3点目を失ったことが、大逆転負けの布石となった。
ザガースキーは「試合を壊した責任を感じる」と肩を落とす。痛すぎる敗戦。借金10に逆戻りとなった。