DeNA“メジャー二刀流”獲得交渉
DeNAが大リーグブレーブス傘下3Aのタイラー・ムーア内野手(29)の獲得を視野に交渉を進めていることが3日、分かった。ムーアは右投げ右打ちの一塁手で外野守備もこなす。さらに昨季は投手として1試合に登板。0回2/3を無失点に抑えた“二刀流”だ。
昨季はナショナルズで自己最多の97試合に出場。打率・203、27打点、6本塁打。メジャー通算では打率・228、24本塁打を記録している。今季はブ軍3Aで打率・242、1本塁打、10打点の成績。10、11年にはマイナーで2年連続31本塁打を記録。長打力も秘めている。
DeNAはこの日もヤクルトに完封負けし、セ・リーグの全借金を負う状態。チーム打率は・224。総得点も12球団で唯一の2桁となる92で、新外国人ロマックは打率・104と低調で2軍での調整を強いられている。
球団は当初獲得を目指していたマット・マクブライド捕手(30)がメジャーに昇格したため断念。高田GMは「早急な補強が必要。次は最後のチャンスになる」とし、マクブライドと同時期からマークしていたムーアに絞り込んだ。
ムーアは4月30日に負傷のため故障者リスト入りしたが、期間は1週間と軽傷。移籍に支障はないとみられる。