DeNA・今永、ようやく初勝利
「広島0-6DeNA」(6日、マツダスタジアム)
雨は、いつの間にか上がっていた。表情を変えないまま、試合終了の瞬間を迎えた。DeNAのドラフト1位・今永。プロ初勝利。駒大の先輩でもある捕手・戸柱から、ウイニングボールを手渡された。ほっと息をついた。
「勝つことがこんなに大変とは思わなかった。広島に勝ったと言うより、過去の自分に勝ったと思った」
試合序盤から降り始めた雨が左腕を濡(ぬ)らす。不慣れなマウンドは、軟弱さを増していく。「調子は悪かった。でも真っすぐは意外と走っていた」。直球を主体に、不安定な変化球は、それでも要所で効果的に使った。そして、粘った。
過去5試合、好投しながら0勝4敗の成績。登板中の33イニングの間に、味方の援護は2得点。それでも自らを責めた。「1試合1試合ノートに書いて反省してきた」。何度も書いた言葉は「粘り」。やまない雨はなかった。「きょうは何で勝ったか説明できる」。
巨人、阪神に投げたここ2戦は五回に失点していた。この日は五回終了時の着替えを、四回終了時に変えた。「今までは五回が区切りだった。きょうは五回から始めようと思った」。その結果は勝利につなぐ鬼門突破の7回無失点。「これから積み重なっていく1勝。自分の借金を取り除くために投げる試合は勝ちたい」。雨上がりの夜空に誓った。
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