東京五輪期間中シーズン中断検討
日本野球機構(NPB)の機構理事会とプロ野球12球団の実行委員会が9日、都内で行われ、東京五輪が開催される2020年の日程について、問題点などを協議。NPBの井原敦事務局長は「これから何を課題として考えなければいけないかの方向性について、話をしました」とした。
現状では東京五輪・パラリンピック組織委員会が大会期間前後の約7カ月間で神宮球場の使用中止を要請。同球場を所有する明治神宮外苑とヤクルト、東京六大学野球連盟など、使用する4団体が期間短縮を求めている。
また東京五輪で野球が種目復帰を果たした際には、会場の候補である横浜スタジアムやQVCマリンフィールドが一定期間で使用できない可能性がある。
「ヤクルトを11球団で支えていかないと日程を組むのが大変。大がかりなオペレーションになる」と井原事務局長。五輪期間中のシーズン中断の検討も加え、日程編成はNPBと首都圏球団を含む6球団による作業部会で議論を進めるとした。