De石田7回0封3勝!左腕3人で刺激
「DeNA2-0中日」(11日、横浜スタジアム)
お立ち台でDeNA・石田はかみまくった。うまく言葉が伝わらず、ヒーローを歓迎する歓声の中に、少しざわつきがあった。
「『このユニホームで試合をする姿を見たい人がいっぱいいるので、勝てるようにしたかった』って言おうと思ったんですが…」。
この日は石田が生まれる前の1992年まで着用した横浜時代の復刻版ユニホームでの試合だった。「広島工、法政と似ていてよかった」というレトロないでたちで快投を演じる。7回を3安打無失点。6奪三振。昨季の2勝を上回る、3勝目だ。
「腕を振って投げることを意識していた。変化球もうまく落ちてくれたし、きれいに曲がってくれた」と手応えは上々だった。
年下のライバルが刺激になる。同じ左腕の今永、砂田も結果を出す中での登板。「1回でも悪いピッチングをしたら誰かが落とされる。3人で刺激し合って結果を出していきたい」。若手左腕3人に限れば、これで4連勝。若き3本の矢で逆襲してみせる。