ラミ監督悔やむ…山下幸まさかの失策
「DeNA2-3阪神」(13日、横浜スタジアム)
DeNAにとって悔やみ切れない1球だった。同点の九回1死。3連投の山崎康が新井良に投げた3球目。外角を狙った直球は、真ん中に甘く入った。痛恨の決勝被弾。「みんなに申し訳ない」と口を開いた。「映像を見て、ロッカーを出ました。シュートして、真ん中に入った」。試合後、失投のシーンを目に焼き付けた。
アレックス・ラミレス監督(41)は「新井のようなパワーヒッターは、1球の失投をホームランにつなげる」と振り返る。それ以上に問題視したのは八回、同点とされてなお1死二塁で犯した山下幸の失策だった。「負けにつながるエラーもあった」と悔やんだ。
山崎康は「調子は良くなっている。ボールは走っている感覚はある。同じ状況でやり返したい」。浮上の鍵を握る守護神は逆襲を誓った。