DeNA梶谷「完璧だった」先制V弾
「巨人0-1DeNA」(18日、福島県営あづま球場)
最強の2番打者が、ひと振りで試合を決めた。外角低めに逃げる107キロのカーブに体が反応した。六回、DeNA・梶谷隆幸外野手(27)が右越え決勝ソロ。「完璧だった。今までで一番よかった」と自画自賛した。
キャンプ中の負傷で出遅れ、調整途上のまま5月に昇格した。差し込まれる打撃改善へ、前夜は試合中にすり足打法に着手。宿舎で自分自身の映像を繰り返し見て確認した。「夜更かしして全部見た。2時半くらいまでかかった」と苦笑する。
試合前には中畑前監督と対面。「恩師の前で打ちたい」。納得の一発で復活を告げた。
ラミレス監督は前夜から梶谷を2番で起用。就任直後から理想としていた打順だった。「信じられない当たり。本来の梶谷の打撃だった」。巨人戦は白星が1つ先行。反攻へ、手駒がそろった。