日本ハム・レアード連発!鷹に勝ち越し
「ソフトバンク6-8日本ハム」(19日、ヤフオクドーム)
日本ハムは、頼りになるレアードの2連発で、追いすがるソフトバンクを振り切った。4時間19分の激闘を制し、今回の3連戦は2勝1敗。14年8月以来、2年ぶりとなる敵地でのソフトバンク戦勝ち越しを決めた。
2安打3打点のヒーローは、満面の笑みでF党の左翼席に手を振った。すしが好物の助っ人は「ホークスは強敵。その敵地で勝ち越したのはうれしい。すし大好きありがとう」と高らかにスタンドのファンに感謝した。
まず同点の八回。左翼ポール際へ11号勝ち越しソロを放った。リプレー検証となり「(判定が出るまで)心臓バクバクだった」。結局、本塁打は認められたが、九回に追いつかれ、“幻の決勝弾”に。それでも気持ちはなえていなかった。延長十回無死二塁で、守護神サファテの内角直球をフルスイング。文句なしの打球が左翼席中段まで届き、今度こそ正真正銘の決勝2ランとなった。
来日1年目の昨季、1割台と不振に苦しんでいた7月には監督室に乗り込み、「明日こそ打つ。俺を使ってくれ!」と直訴したこともある熱血漢。その諦めない姿勢がこの日の勝利を呼びこんだ。栗山監督は「選手の自信になってくれるだろう」と頼もしそうに見つめた。