内海KO…巨人Bクラス転落危機
「広島6-0巨人」(24日、マツダスタジアム)
スタンドに届く打球を、マウンド上で頭を抱えながら見送った。巨人・内海が5回を投げ、2被弾を含む7安打4失点。強力打線にKOされ、2敗目を喫した。チームは3連敗となり「決め球の精度を欠いてしまった。投球のリズムも良くなかったと思う」と落胆した。
持ち味の粘り強さを発揮できなかった。二回、小窪に右前適時打を許し、あっさり先制点を献上。四回は新井を二ゴロ併殺打に仕留めた直後、エルドレッドに13号ソロを被弾。五回は2死から菊池に四球を与え、丸に9号2ランを打たれた。
高橋監督は「何とかもうひと粘りというところ。残念(な内容)とまではいかない」と次回登板への期待感ものぞかせたが、現実は厳しい。昨季は2勝に終わり、今季も不調で開幕2軍スタート。先発の駒不足から1軍のマウンドに立っている状況だが、17日・DeNA戦に続き、本来の投球はできなかった。
打線も難敵ジョンソンに4安打完封負け。2軍降格のギャレットに代わり、アンダーソンが6番・一塁で先発したが、三塁すら踏むことができなかった。指揮官は「チャンスもなかなか作れなかった」と言葉少な。投打ともに底の由伸巨人。25日に4連敗となれば、Bクラスに転落する可能性も出てきた。