ロペス同点弾!De逆転3連勝呼んだ
「中日5-6DeNA」(24日、浜松球場)
弾丸ライナーの一発が、逆転を呼び込んだ。DeNAが1点を勝ち越された直後の七回、2死。またもホセ・ロペス内野手が、中越えに12号同点ソロだ。「うまく捉えることだけを考えていた。とにかくうれしい」。八回に敵失で勝ち越し点が転がり込んで、3連勝だ。
振ればヒット。当たれば打点。そのバットは打ち出の小槌(づち)と化している。確変モードに入ったのは5月15日から。7試合で6本塁打。この日で3試合連続猛打賞を記録するなど、27打数14安打で打率・467。打点15という大暴れだ。
5月中旬に小川打撃コーチとビデオでフォームをチェック。軸のブレを修正し、中堅から右を意識したスイングを心掛けた。この2点で調子は上向いた。好調が気持ちの余裕を生む。「以前はボール球に手を出していた。今はリラックスしてストライクゾーンだけ打てている」と言う。
ラミレス監督は「ホットなロペスを必要としていた」と5番打者の打撃開眼に目を細める。劣勢をひっくり返す大きな1勝。「この調子を続けたいね」と言う助っ人が頼りになる。