ロッテ4連勝 今季最多貯金「9」
「日本ハム1-2ロッテ」(26日、函館市千代台公園野球場)
眼下の敵を蹴落とし、首位攻防戦に向けて最高の弾みをつけた。延長の末、3位・日本ハムに連勝。ロッテの伊東勤監督(53)は「こういう試合を取れたのは大きい。力が少しずつ、ついてきているのかな」と表情を緩ませた。
采配が的中した。同点の延長十一回、1死から途中出場の岡田が右前打で出塁すると、続く清田の場面でヒットエンドランを選択。清田は左前打で采配に応えて一、三塁とし、デスパイネの中犠飛で決勝点を奪った。
快足を飛ばして決勝ホームを踏んだ岡田は「監督の采配だね」と満面の笑みで振り返り、「こういう展開は去年までなら力負けしていたのでね。チームの雰囲気もいい」と手応えを口にし、地力が備わってきたことを証明する勝利となった。
27日からは本拠地にソフトバンクを迎えて交流戦前最後の3連戦。「いい形で交流戦に入りたいんでね」と指揮官。今季4度目の4連勝で、貯金は今季最多の9。上げ潮ムードで決戦を迎える。