野村貴仁氏 新髪型で清原被告にエール
覚せい剤取締法違反罪で起訴された元プロ野球選手・清原和博被告(48)の判決公判が31日、東京地裁で行われる。巨人時代に清原被告と同僚だった元プロ野球投手の野村貴仁氏(47)は30日、高知市内で取材に対応。清原被告の“運命の日”を前に散髪し元同僚の再出発を願った。
野村氏が、これまでと打って変わった爽やかな短髪に変身した。これまでは「バリカンが壊れてから(自分で)ハサミで切っていた」と、袋に入っていたバリカンを取り出しながら説明した野村氏。「まげの部分を」と、伸びきった襟足を自らの手でつかみながら切っていたという。
今回の散髪は清原被告の判決を前日に控えてのテレビ取材の際に決行。現役時代をほうふつとさせる変身ぶりで「ヘルメットおじさんが今さら」とスポーツマン風の“ニューヘア”に照れ笑いを浮かべた。
ただ、清原被告の話題になると表情は一変した。真剣な面持ちで「とにかく強い気持ちで」とメッセージ。清原被告が再び覚せい剤に手を染めないかが心配されるが「やりたくなったら自分から警察に電話」と助言を送った。
野村氏も現役引退後の2006年に覚せい剤取締法違反で懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を受けた。自身の経験を重ねながら清原被告の今後へ期待を寄せる野村氏。「(覚せい剤を)やめると僕は思っています」と、この日披露した新たなヘアスタイルをなでながら元同僚の再起を願っていた。