阿部が復帰即V2ラン!G反攻の旗手だ

 「交流戦、オリックス2-3巨人」(31日、京セラドーム大阪)

 頼りになる男が帰ってきた。今季初めて出場選手登録された巨人・阿部慎之助捕手が、自身の“開幕戦”で決勝の逆転1号2ラン。劇的な復活アーチで、チームを4位浮上と勝率5割復帰に導いた。ヒーローインタビューの第一声は「最高で~す!」。おなじみの決めゼリフに、G党が総立ちとなった。

 歓喜の瞬間は1点を追う六回2死一塁。1-1から西が投じた直球を豪快に振り抜いた。「完璧だった」という打球はライナーで右翼席へ。ベンチへ戻り、高橋監督とハイタッチを交わしたが「あまり覚えていないな。うれしくて」と、頭が真っ白になるほど喜びは格別だった。

 キャンプ中に右肩痛を発症。一進一退の状態が続き、実戦復帰が何度も先送りになった。約2カ月にも及んだ2軍生活の心境を問われると「最低です」と苦笑い。一方で、復帰を支えてくれたトレーナーやコーチに向けて「そういうことがこの一本につながった」と感謝の思いを示した。

 依然として右肩の状態は万全ではなく、この日は「5番・DH」での出場だった。それでも、貧打に苦しむチームの救世主として阿部の合流を切望していた指揮官も「すぐに結果を出すのはさすが」と目尻を下げた。「今は打つ方で貢献したい」と阿部。大黒柱の復活とともに、由伸巨人の逆襲が始まる。

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