De石田ぼう然 満塁被弾…四球で崩れる
「交流戦、西武7-0DeNA」(1日、西武プリンスドーム)
DeNAの先発・石田健太投手はぼう然とスタンドに飛び込む打球を見送った。六回、1点を先制され、なお無死満塁。浅村に甘く入った直球を右翼席に運ばれた。この回5失点。「もうちょい粘れた。大量失点になってしまい、申し訳ないです…」と唇をかんだ。
五回までは完璧な投球だった。初回2死から5者連続三振を奪うなど、強打の西武打線に対し三塁を踏ませぬ好投。だが、1番・秋山から始まる六回に暗転。「1、2番を意識しすぎた」と2者連続四球から大きく崩れてしまった。
5月は4戦4勝、防御率0・33。安定感抜群の左腕の乱調にラミレス監督は「先頭とその次の打者を歩かせたのが大きかった。五回までは今年一番の投球だったが…」と表情を曇らせた。勝てば10年ぶりの交流戦連勝発進だったが、打線も振るわず今季8度目の零封負け。6月は苦いスタートとなった。