De筒香「人生初」サヨナラ弾!
「交流戦、DeNA6-5ロッテ」(4日、横浜スタジアム)
歓喜の真ん中で、ずぶぬれだった。満員の観衆の視線を浴びながらゆっくりと生還。その直後、祝福のバケツの水を全身に浴びた。DeNA・筒香嘉智外野手が「人生初」というサヨナラ弾。「チームが自分のホームランで勝った。いつもと違う。うれしいですね」と決着弾を喜んだ。
延長十回2死。カウント1-2から西野が投げた4球目だった。「ストライクを取りに来たら、思い切り空を向いて振ろうと思った」。外角高めに甘く入った116キロのカーブを見逃さなかった。「きっちりと後ろの軸で、いい形で打てた」。自画自賛の一発だった。
三回までに4点を追う展開。それでも「『絶対にひっくり返そう』という声も出ていた。全員で一つになった勝利」と振り返る。四回には右越え3ランでベンチの思いを体現。5番・ロペスとの連続弾で同点としていた。
これで昨季の交流戦勝ち星と並ぶ交流戦3勝目。「去年は去年、今年は今年。相手が強いとか、関係ない。目の前の試合を戦っていきます」。一回り成長した主砲が、頼もしい。