DeNA来年ドラ1候補に早実・清宮
DeNAが来年のドラフトで、早実・清宮幸太郎内野手(2年)を1位指名の最有力候補として位置づけていることが6日までに分かった。高田繁GM(70)が「来年に関しては野手が必要になってくる。清宮はいいんじゃないか」と話した。
まだ高校2年生、しかも春の段階。それでも、「あのバッティングは魅力。ポジション?関係ない。清原(元西武、巨人、オリックス)だって、1年目からファースト(一塁手)で打ったじゃないか」と絶賛する。課題とされる守備を不問とするほど、打撃面に高い評価を与えていた。
DeNAになってから、4度のドラフトは、チーム事情から即戦力投手中心の指名に偏ってきた。過去4年間は4位までの16人のうち、高卒選手はゼロ。大学、社会人出身投手が10人を数える。
補強は実り、今季はリーグトップの防御率3・06。今や豊富な投手陣がチームを支えるまでになった。ドラフト戦略は見直される。同GMは「そろそろ筒香の後釜を用意していかないといけないからね」と最重要補強ポイントを挙げた。
高卒野手の1位指名となれば09年度ドラフトの筒香以来。筒香は5年目の14年に4番に定着。今や侍ジャパンの4番を打つまでに成長した。来年、清宮がプロ志望となれば、獲得に動き、将来、左の大砲の後継者とする青写真だ。