ロッテ・高浜、古巣阪神に恩返し弾
「交流戦、ロッテ7-2阪神」(9日、QVCマリンフィールド)
ロッテ・高浜は、一語一語かみしめるように言った。
「古巣阪神には感謝しかないので、いまこうやって野球をしている姿を見せられるのは良かったです」。そして続けた。「ホームラン…うれしいです」
五回、先頭打者として打席に入り、守屋の初球、スライダーを振り切った。打球は伸びた。中堅右への3号ソロ弾は古巣へのダメ押しとともに、“恩返し”となった。
阪神戦を前に、「より一層、気合が入った」という。小林宏の人的補償でロッテに移って6年目。伊東監督が、「もともと、力強いスイングを求めていた」と話すように、秘めた長打力に期待していた。今季、花開く予感がある。
阪神を3タテし「ものすごく大きいと思います」と高浜。スタンドから大歓声が上がった。